会津若松市は福島県のほぼ中央に位置する会津地方の中心都市です。人口およそ12万人で、男女比はほぼ半々。女性の人口の方が多いという統計が市によって明らかにされています。年代構成は0から19歳までが約1万5千人、20代から40代が約3万5千人、50代から60代が約3万2千人、70代以上が約2万7千人と、比較的成熟した印象のある都市です。盆地の気候で四季の移り変わりがはっきりと見て取れる、自然の美しさを感じられる地理が特徴となっています。また、城下町で昔ながらの義理堅い雰囲気と、観光地らしい和やかさを併せ持った人柄で、市民は明るく元気に生活を送っています。

会津若松市には40もの認定保育所やこども園などがあり、どの地区に住んでいても付近に小さい子供を預けられたり、通わせられたりする環境が整っています。子育て支援でも経済面から子育てに関する相談まで様々なサポートが用意されていて、子供たちの健やかな成長を後押ししてくれます。例えば、児童手当は年齢に応じた額を支給され、またひとり親家庭には別途支援策があるなど、しっかりと整備されているので安心です。また、子供が大きくなっても小中学校、高校、短期大学や大学までが市内にあり、充実した学生生活を送ることができます。さらに、市内には公園が点在する他、市内南部には運動場や野球場、陸上競技場、そして体育館を兼ね備えた総合運動公園があり子育てしやすい環境が整っています。

四季折々の顔を見せる会津若松市は、それぞれの季節で地元を堪能できる催しが行われます。春は市の顔である鶴ヶ城で桜の花見やお城のプロジェクションマッピングなど、会津という地の歴史や自然に触れるイベントが開催されるのです。夏には町がそれぞれに企画する夏祭りや盆踊りが毎週のように開催され、どこからともなく民謡の会津磐梯山が聞こえてきます。地元の人と親睦を深めたり、露店を見に行ったり芸能人を呼ぶ盆踊り大会に参加してみたりと楽しみ方もそれぞれです。秋には会津まつりがあります。3日間の日程の中でも幕末を意識した衣装をまとった子供や大人が市内を練り歩く藩公行列は近隣都市から見物客が押し寄せるほどの人気を誇ります。そして、冬には積もった雪の中に絵ろうそくを立てて火を点ける幻想的な風景の見られる絵ろうそく祭りや、毎年1月10日に行われる恒例行事の十日市などが開催されます。四季それぞれを楽しむイベントが会津若松市には揃っているので、充実した暮らしが送れるでしょう。

会津若松市は成熟した大人の都市である一面と、活気溢れる一面があります。退屈することなく日々を過ごし、四季の移り変わりを実感できるのが良い所です。また、年齢層に合った支援や学校、職場、住まいが用意されていて、とても暮らしやすいのが特徴です。城下町の人々に触れながら、のんびりと自分らしく過ごせる毎日が会津若松市にはあります。

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